土日のブログ

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2.5次元舞台俳優は合法麻薬である

こんにちは。皆さんは若手舞台俳優のオタクをしたことがありますか。
わたしはあります。
今考えると完全に合法麻薬だったな……と思い出を語る記事です。

出会いは「あんさんぶるスターズ!」を原作とする2.5次元舞台、通称あんステです。
原作が学園アイドルものでライブパートがあり、ペンライトや応援うちわが使えます。
脚本や演出が多少クソでもエンディングでペンライトを振っていると脳内が快楽物質で満たされるので、最初にあれを考案した人はマジで天才だと思う。
で、推しキャラを演じる役者に間近でニコっと笑って手を振ってもらったんですね。
それをきっかけにわたしは彼のオタクになった。世紀のチョロ女。

オタクって気が狂っているので(クソデカ主語)、チケットが1万円とかする舞台をなんの躊躇いもなく複数回見ます。
純粋にその作品が好きっていうのも勿論ありますが、日替わり要素が見たかったり、初日と最終日での違いを見たかったり、そもそも好きな役者をたくさん見たかったり。
キマっているので摂取し続けないとしんじゃうんですよね。離脱症状
インターネットで生きている人間なら〇〇依存の悪循環の図を見たことがあると思います。
1公演だけ……がどんどん増えていき、満足したのも束の間、早く次の舞台が観たい! となるやつです。まあ観劇は「悪」ではないのですが。

ただ、アニメや漫画等を原作とする2.5次元舞台って一生やっています。流行った作品はとりあえず舞台化されるイメージ。
つまり俳優も一生何かしらの舞台に出演しているわけで、推しもマジで一生舞台に出ていました。
明治東亰恋伽のときなんてスケジュールが合わなくて通し稽古1回しか参加できなかったとか言ってた気がする。でもその舞台も最高だったんですよね……めろきゅん。
というわけで、摂取環境は整備されています。

更に若手俳優にはイベントもあります。
DVD発売、写真集発売、カレンダー発売、トレカ発売などの発売系イベントに加え、バースデー、ハロウィン、クリスマス、バレンタインなどの季節系イベント……。
発売系なんて本当は1個あれば十分なのに数買えば特典があるので(1分お話、チェキなど)オタクは複数買って周りに配っています。
一番困ったのはトレカだったな……人にあげづらいし、推しが着た服の生地入りとかいう誰得カードもあったし。服刻んで封入しましょう! って考えたやつ、サイコなの?
ちなみに推しは頼まなくてもチェキでハグしたり肩を抱いて来たりしました。オーバードーズだろうが。

わたしは地味顔な上に名乗らないタイプのオタクなので顔と名前を一致させるのは難しかったと思うのですが、言動諸々からして多分認知されていました。
あと手紙やプレゼントの内容に関することを配信で話してくれるみたいな所謂私信というやつ(※勝手にオタクが受信してるだけの世間話です)もありました。
この認知とか私信とかって強めのドーパミンなんですけど、今考えるとまあ公演の度に手紙書いてイベントの度に話しに来て何万もする花贈ってたんだからそりゃ覚えるわ。わたしが俳優でも覚える。

マジで恥な話(韻踏み)、推しのオタクしてたとき自転車操業でした。
コロナ禍で舞台が中止になったり遠征しづらくなってちょっと思うところもあって薬が抜けたらクレカ支払い用口座が勝手に100万/年くらい増えててほえ~、になった。
この間に実家暮らしをやめて一人暮らししたり、半年でまた引っ越したり、会社の業績が悪化して賞与が無かったりもしたのに、です。オタクって金がかかる。

まあでも、吸わなきゃ良かったとは特に思っていません。合法だし。
彼の演技が好きだったのは勿論なんだけど、人間的にも結構好きだったと思います。
様子はおかしいのに余計なことは言わないところとか、ド田舎生まれのおばあちゃん子なところとか(個人DVDという謎円盤におばあちゃんが出演していた)、熱心なファンが集まる誕生日イベントでは「僕なんかを応援してくれて……」と普段吐かない弱音とともに泣いちゃうところとか、はちゃめちゃにかわいかった。営業うますぎだろ。

オタクやめるときには「〇〇くんを降りた話」的な、絵文字や単語ちゃん、動詞ちゃん、みたいな変な名前のオタクがよくやってる記事を書きたかったのにそうはならなかった。感謝。

というわけで、オチはありませんが今ハーブキマってる皆も降りたときに変な記事書かないように推し活してください。推しが炎上したらドンマイ!